恋の季節
花火が ぱっとひらいて
消えていった。
いつまでも輝いてるなんて
思わなかったけど
ほんとうに一瞬で
“消えないで”と
願うヒマさえなかった…。
きれいすぎたのだろう…。
きみの笑顔が わたしから
離れていった。
いつまでも
一緒にいられるなんて
思わなかったけど
ほんとうに一瞬で
“いかないで”と
泣くヒマさえなかった…。
すきすぎたのだろう…。
覚えているのに…。
あの日の 会話も 暑さも
きみの横顔も…。
あの刹那が わたしの中では
この永遠なのに…。
一緒にいたいと思ったのに…。