一番近くに君が居る

「そこで俺は何言ってんだコイツと思う訳だ。どういうつもりなんだと。約束しただろうと。付き合うってどういう事か分かってんのかと」

「……」

「そしたらココの奴、なんて言ったと思う⁈ 彼女が居たってわたしと直哉が一番仲良しなのは変わらないでしょ?とか言い出すんだ!もう俺はその時ようやく理解したね。一番傍に居るっつーのはアレだ。兄弟的存在っつーことなのかと。今までが俺の勝手な思い違いだったのかと」

「……」

「そしてまだまだ若かった俺はヤケになり、だったら言った事を後悔させてやろうと、思ってたのと違っても文句言うなよと、ココの言葉通りに付き合った訳だ。…でも結局、3、4ヶ月ぐらいで俺の方が限界が来て、また元通りに戻った…と。…そういう事だ」

「……」


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