everlasting love~幾星霜の果て
父さんが言うように、死刑執行人の家系に生まれた以上、僕もやらなきゃいけない。
何度も練習した。
火が放たれた瞬間に、縄で罪人の首を締め上げる。
思い切り、全体重をかけて。
自分の手のひらが擦り切れてしまうほどに――……
翌日、マルクト広場には普段よりも多くの人々が集まっていた。
広場の中央に用意された死刑台。
罪人を待つ人々の喧騒。
初仕事を前に、僕の心境は穏やかではない。
程なくして、罪人を乗せた荷車がやって来た。
人々は一瞬、静まり返る。
でもそれは、ほんとうに一瞬のことだ。