everlasting love~幾星霜の果て
「ハンス?」
「…………」
荷車がゆっくりと止まり、両手を前で括られた罪人が降りてくる。
年の功は20代くらい……といったところだ。
人々から投げられた石で額から血を流している彼女は、虚ろな目をしている。
「おい、ハンス!」
父さんの呼びかけに反応しない僕を、彼女は虚ろな目で見つめた。
「そんな……」
彼女の顔を真っ直ぐに見据えた僕は、小さく言葉をこぼした。
僕がこの手で君を殺めてしまう。
こんな残酷な再会――……