[詩集]片想い

片想い

それは、甘く切なく。
煌めいて、揺れる。

くらりと目眩が
したならば、
それはすなわち
それであり。

それは、苦く哀しく。
時には痛みさえ伴う。

それでも、
人はそれに出会う。
意志なんて必要なく。

涙が生まれる訳も、
笑顔が生まれる訳も。

決して、
綺麗じゃない。

けれど、
どうしても美しい。





それが、全て。
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