幸せ探し
「ねー!!砂でお城作ろうよ!」
花音が子供のように
はしゃいで杏里を連れて行った
「隼人、行かないの?
顔怖いよ?」
愛理はうつむく俺の顔をのぞいて
心配してきた
心配なんかすんなよ
優しくすんなよ
「ちょっと顔色悪いんじゃない?
ここに座って・・」
「触んな!!」
気づいたら俺の手を引っ張る
愛理の手を振り払っていた
「・・・ごめん。
俺なんかに構わなくていいから」
俺は愛理の傷ついた顔を
見たくなくて
その場を離れた