~夏の思い出~ 君に、初恋。【完結】

なぜ、どうして。




時間はもう遅い。


だって、日が暮れた。




「……なんだよ、それ。」



楽しかった、って何…。




「ヒサヒトさんと同じで、私も自分の最期が分かるんですよ。」

「最期…?」

「はい。」




最期ってつまり…



「私、そろそろ成仏出来そうなんです。」





ああ、妃がいなくなる。


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