君が欲しい

看護師さんからあの子の自殺を告げられた時も、あの子の葬儀を終えた時も、僕は涙を流さなかった。

恋人が亡くなったというのに、何故僕は悲しくないのだろうか。

自分自身でもわからない。

僕はあの子を愛していた、それは確かな感情なのに。

不思議な位に落ち着いた僕が居る。


あの時の記憶を思い出せば、全てわかるのだろうか。

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