君が欲しい

昨日の夜、僕の恋人は僕らが一緒に暮らしているマンションの屋上から飛び降りた。

いや、正確には飛び降りたらしいと言うべきか。

僕には彼女が自殺をした前後数時間の記憶が無いのだから。

駐車場へと落下した彼女は、見るも無残な姿となった。

野次馬が集り始めているのをたまたま見かけた僕は、何事かと彼らと共に駐車場へと向かった。

そしてそこで僕が見たものは――

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