わたしの好きな人は先生です
ケンカ


バタン―。



「あ、梓…?」


「サイテー」



信じられない!


何?


今のキス!


それに、会話は。


「私、帰るから」


暗いクローゼットに押し込められた挙げ句、他の女の人とのキスシーンを見せられるなんて。



「ちょっと、待て」


先生は慌てて、私の腕を掴んだ。


「話しくらい、聞いてくれないか?」




< 159 / 212 >

この作品をシェア

pagetop