愛しキミへ
13
「あ、久しぶり。。」



















午後の講義が終わって教室を出たとき、ちょうど教室の前にいた斗真に声をかけられた。。








「あ、久しぶり…」













うまく言葉が出てこなかった。。




「ぁ…由梨絵待ち?由梨絵ならコノ講義には出てないからたぶん家にいるんじゃないかな…?」



「あ、そうなんだ…。。



アイツだったら連絡くらいすりゃぁいいのにな(笑)俺何しにきたんだろ(笑)」






ちょっと気まずい空気が流れたけど、アイツの少しオチャラけた口調に少し空気が和んだ。。




「てか、お前最近全然メールも電話もくれないよなぁ〜。」





「ぁ…当たり前でしょ。アンタには由梨絵って彼女がいるんだから、私達が毎回連絡取り合ってたら変でしょ」




「はぁ!?なんだよそれぇ〜。そんなんで由梨絵がヤキモチやくのかよ(笑)ありえねぇ〜。だって俺とお前は小学校からのダチなのに、連絡くらい普通したっていいだろ(笑)」







馬鹿なやつだ。。

私がどんな気持ちでここ何ヵ月アンタを避けてきたと思ってるんだか…。。





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