スイーツなカレシ

「先輩・・・目ぇ瞑って?」






ようやく覚悟を決めて、真っ赤な顔で呟く胡桃。

あながち拒否られると思ってたけどな・・・



どんだけケーキ好きだよ。



内心ちょっと笑えたが、素直に言う事聞いてやる。






すっげー時間空けて






ちょんっ








唇に触れるか触れないかのキス。



目を開けた時には既に胡桃は立ちあがって逃げる体勢だ。

まるで、うっかり人間と鉢合わせた野生動物・・・・。






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