彼×私×彼女の事情
「因みに聞いてもいい?」
「?何?」
「ビートルズだれと行くの?」
「あぁ〜あれ。両親の共通点がビートルズでちょっと早い結婚記念日のお祝い。たまには夫婦でキレイにして出かけるのもいいでしょ?僕等の前以外では恋人同士に戻っていいと思うんだ」
「大好き」
そう言って俊に抱きついた。こんな考え方ができる男性はなかなかいない。結婚しても私のこと女性としてみてくれそう。素晴らしいと思った。勘違いした自分が改めて恥ずかしい。
俊にキスをしようと思い顔を近付けた。
すると避けられた。
……。
「ダメだよ。いくら僕でもキスしたらうつる。まだ2日だよ」
「だよね」
得意の苦笑い。
インフルエンザなんて大嫌いだ〜っと心の中で叫んだ。