絶対、逃がさない!(短編)

 また、逃げられた・・・。


 ここまで逃げられると、こっちも燃えてくるというか・・・。



 中学生になった。

 これではれて校区も一緒になって、同じ学校。



 ・・・と、思っていたら・・・



 陽菜はいなかった。

 陽菜と同じ小学校出身のやつらに聞いたら、中学受験をしたと答えた。

 二駅先の、私立女子中学に見事、合格したと。



 また、逃げたとしか、思えなかった。

 絶対、おれと同じ中学に通いたくなかったから、受験したと、おれは確信していた。



 陽菜、みつけたら、憶えてろよ。


 
 
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