兄さんには腹括ってもらわにゃならんけぇの

3:50 電話がかかってきた。

「 …っ嘘!?」

ディスプレイには 朔 と表示されている。

「…もしもし」

「あぁ…臣…昨日はすまなかった。
これから俺の家に来れるか?」

「ううん、気にしてない。
今からすぐ行くから、待ってて」

「臣…愛してる」

そう言って親父は電話を切った。

俺はすぐに原付で家を出た。

やっと俺を選んでくれた。
愛してるって俺だけに言ってくれた。
早く行かなきゃ。
気が変わっちゃう。

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