鈍感彼女


「5組との試合、校長と教育委員会のおえらいさんが見てたんだってよ」


...知らねえ...


「それで斗真はよく頑張ったなってすっげぇ褒めてたよ」


「へぇ」


それはすごいですね~


「俺も兄貴みたいに仲間のために、自分のためにサッカーやるよ」


「たける...」


たけるに、影響でも与えれたかな...?


「さてと、俺学校戻って部活に参加してくるよ」


「今からか?」


「兄貴に負けてらんねえから。じゃあ兄貴は先家帰ってて」


「気を付けろよ」


「はーい」


たけるは保健室を後にした


「斗真、大丈夫か?」


「なにが」


「急に倒れたから...」


「あぁ...平気」


一切何も覚えてねえけど...


「急に倒れるからびっくりした」


「あぁ、悪い」


熱中症ってことか?


「頬叩いても起きねえし、死ぬかと思った」


「大袈裟な...」


って頬叩いたのかよ!!!


有羽は何すっか分かんねえからな...


けど死ぬって...


大袈裟なんだけど










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