恋と戦争と甘い食べ物。

陽菜乃ちゃんの授業


7月15日、金曜日。

あいにくの曇りがちの天気。



「え?どういうこと?」

「つまりー、Why…」


宮野の顔は、それ以上に曇ってる。


けどすぐに、公式を理解すると「なるほど」と言って、晴れの顔になった。



「本当?大丈夫?忘れないでしょうね」

「忘れない忘れない♪」


別に必死に勉強しなくても、授業中頑張ってれば順位は上がる。


それでも、勉強を教えてと頼むのは。



「な、陽菜乃」


< 4 / 237 >

この作品をシェア

pagetop