毒舌吸血鬼と妄想少女

 「リズ。好きです。」

 俺の上にまたがったリズは不細工に微笑んだ。

 「なんだお前は?欲しいなら欲しいと言え。」

 リズは俺にキスをし、再び笑った。

 「いえね。最近言っていなかったので。」

 「何をだ?」

 イブは照れたように顔を真っ赤に染めた。

 「好きって言葉です。言わせないで下さいよ。」

 勝手に言ったんだろ?





 
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