極上シークレット






「・・・迷った。」


どこかのオフィスみたいに大して面白くもない建物の中で、アタシは彷徨っていた。



携帯の連絡が入らないところからして、兄ぃはまだ帰ってきてない筈。


今のうちに早く戻んなくっちゃ。




慌てて歩いていると、ようやく見覚えのある廊下に出た。

あ、ここだ。




ほっとして、控室に飛び込んでアタシは固まった。





目の前に飛び込んできたのは濃厚なキスシーン。

テーブルに浅く腰をおろしている男に女がしなだれかかるようにして。

女の服がちょっと乱れてて、



お・・・男の手!胸揉んでるし!!
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