極上シークレット

兄ぃがコーヒーと一緒にアタシの向かいに移動してくる。




サングラスの奥から真っすぐに見詰められて、心臓が直ぐにバカ騒ぎを始める。



って、これもう条件反射?











「オマエって・・・バカだよなぁ」




・・・・は?


今、しみじみ言う言葉がソレ!?







条件反射みたいに噛みつこうとしたアタシの頭に大きな掌が乗った。



伸びた腕の先に見えた顔はスゴク優しくて。









「しゃーねーか。泣く時は兄ちゃんが慰めてやっから。」



「う・・・うん?」








らしくもなく甘い顔にドギマギしながら、意味不明な兄ぃの言葉に曖昧に頷いた。

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