極上シークレット

徐に兄ぃが溜息を吐いた。





「俺にはもう手に負えん。コイツの処分はオマエに任せる。」




げぇ・・・

任せるにしてもよりにもよってイブキ?


秋良ちゃんとかなら穏便に済ませてくれそうなのに。




「俺等、先にホテル戻って飯くってんぞ。タイムリミット二時間な。」



「おー。」




遠出と言う事もあってここでご飯済ませて帰ろうってことになってんだ。



夏だし、ほんの少しの夏休みのつもりらしい。





なのに、アタシはこんなトコロで説教デスカ!?




・・・・まぁ、自業自得だけど。





「んじゃ、ハルちゃんガンバッ!」


「イブキ、気持ちは分かるけどお手柔らかにな~。」



勝手な事をほざいて消えるメンバー。



残されたのはイブキとアタシ。






う・・・・アタシを上から見下ろすイブキ顔がチョー怖い。
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