極上シークレット

アタシは鼻で笑った。



「それこそ侮り過ぎじゃない?兄ぃなら本気出さなくてもアタシを易々ねじ伏せるんだっての。手ぇ抜いてるから負けましたなんて開き直って言う男なんざ、男じゃないわよ。」



ぐっと二人が言葉を詰まらせる。






「盾突くなら、加減してもアタシを抑え込めるくらいの男になってからにしなさいよね。兄ぃみたいに!」




アタシの完膚無きトドメに男二人撃沈。



それぞれ腑に落ちないながらも一件落着。
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