極上シークレット

宮園さんって変わってるわねー的な雰囲気を残して、話しは後一週間でやってくる夏休みに転換した。



どこぞの別荘だとか、海外旅行だとか・・・

さすがお嬢様、スケール違う。




アタシ、理由があってこんな学校に放り込まれたケド一般階級の家庭ですからっ。

ちぇーっ、うらやましーなぁ。






「ちなみに宮園さんはどういうご予定なの?」


「はぁー・・・特に決まってないケド・・・」




そこまで言った時、アタシのポケットでマナーモードにしていた携帯が震えた。



メールを見下ろす顔が引きつる。




「・・・あー・・・夏休みの予定は未定だけど、この週末は急遽家に帰んなきゃいけなくなったみたい。」





「まぁ、じゃあ一週間繰り上げでバカンスになるかもしれないわね。」

「何があるのか、タノシミね。」






いやぁー・・・・









全然楽しい気配はしませんケドッ!?
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