夏の空に

ビー玉

今私は春幸くんと田んぼの横に座って夕陽を見ている。


「きれいだね。」


「ああ」


どんなに綺麗な夕陽を見ても、私はきっと死ぬまであの戦火に染まった真っ赤な空を忘れることはない。


「夏奈子。」


「どうしたの?」
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