プラチナ
ぐだぐだと考えている私の腕がふいに引かれた。


「な…」
「お前が…」


なにするの?その声が蓮の次のせりふで遮られた。

「お前がどうしても困ったら…俺が助けてやるよ」



ニィっと口端をつりあげる。

自分の体温が上昇するのが分かった。




この時私は知らなかった。
この学園の歴史について…
< 43 / 158 >

この作品をシェア

pagetop