『若恋』榊の恋【完】




ヒクッ

ひかるが顎を上げて掠れた声を発した。



弱い部分で反応が敏感になる。

ヒクッヒクッ

ひかるの内が啼く。



「あ、っ、」

「―――もう少し」

「や、だめ…っ、」





ひかるが懇願してギュッと背中にしがみつく。






―――想いが

今夜。通じた。






「ひかるを愛してる」








―――愛してる








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