泣くなよ
★出会い★
高校1年の秋、
始まりはここからだった。

「転入生を紹介するぞー」

あたしたちのクラスに転入生がやってきた。クラスの女子は、転入生が男だと聞いておお騒ぎになっている。もちろん、そんな事あたしには関係ない。男なんか興味ないし、彼氏が出来たってだるいだけ、。そんな考えのあたしだけが黒板を前にし静かに座っているのだ。

ガラガラガラ、、
ドアがゆっくりと開く。
転入生は身長180センチぐらいで、顔の整った人だった。

「高田陸です。よろしぐお願いします」

少し照れた顔のはにかんだ顔に、クラスメイトは心をうたれている。

「ねえ!奈々★ちょ~かっこよくない??」

小声で話かけてきたのは、親友の森下るみ★
こがらで守ってあげたくなるような可愛い女の子だ。

「あ~あたしパス!興味ないからぁ」
「奈々はいっつもそうだよねッ!美人のくせに、彼氏いないとか★おかしいよぉ~」

るみはいつでも彼氏がいるような子。
彼氏と別れたらまた彼氏ができる。
ま、いわゆる男ったらし?みたいなものだ。
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