苦い蜜



紫苑に彼女が出来たのは、私と紫苑が仲良くなって少しした頃。




「あ〜…莉桜?」



少し照れくさそうな紫苑。



「どうしたの?」




深い意味なんて無かった



ただ、気になっただけ。




「俺さ、




彼女出来たんだ。」



恥ずかしそうに、でも嬉しそうな紫苑に、私はただ作り笑顔を向けることしか出来なかった。









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