あなたはケイサツカン様☆



そこまで考えてハッとする。



もしかしてあたしがオートロックに反対したから?




まさかそんなくだらない事で?



お父さんのしてやった顔が浮かんでくる。



そっか、急に折れたのはそういう事なのね。




あのオヤジならやりかねない!!




「ちょ、ちょっと失礼します!」



出来るだけ精一杯の笑顔を作って


正座したままのその人をそのまま残して部屋から飛び出す。



靴を乱暴に履いて外に出ると


携帯を取り出し電話をかけた。




< 16 / 264 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop