あなたはケイサツカン様☆
そこまで考えてハッとする。
もしかしてあたしがオートロックに反対したから?
まさかそんなくだらない事で?
お父さんのしてやった顔が浮かんでくる。
そっか、急に折れたのはそういう事なのね。
あのオヤジならやりかねない!!
「ちょ、ちょっと失礼します!」
出来るだけ精一杯の笑顔を作って
正座したままのその人をそのまま残して部屋から飛び出す。
靴を乱暴に履いて外に出ると
携帯を取り出し電話をかけた。