あなたはケイサツカン様☆



お店から出ると、空は既に暗くなっていた。


空を見上げるとぽつぽつと星が輝き出している。


色んな個所に、点々と。



都会じゃきっとこんな景色を見る事は出来ないだろうな、


そんな事を思いながら家に向かって歩き出した。



つい先程の事だからなのかな


それとも、あまりにも衝撃な事だったから?



タイチ君の顔も

お店の中の様子も


緊張していた体も


全部全部覚えている。


聞いた話は一人になった今でも

何度も頭の中でリピートされている。


タイチ君の声の低さも何もかもが頭に染みついて離れない。



< 214 / 264 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop