あなたはケイサツカン様☆
お店から出ると、空は既に暗くなっていた。
空を見上げるとぽつぽつと星が輝き出している。
色んな個所に、点々と。
都会じゃきっとこんな景色を見る事は出来ないだろうな、
そんな事を思いながら家に向かって歩き出した。
つい先程の事だからなのかな
それとも、あまりにも衝撃な事だったから?
タイチ君の顔も
お店の中の様子も
緊張していた体も
全部全部覚えている。
聞いた話は一人になった今でも
何度も頭の中でリピートされている。
タイチ君の声の低さも何もかもが頭に染みついて離れない。