今までも、これからも。
いつもは廉が立ってる位置には

今日は誰もいない。

廉に会いたくなくて早めに学校に向かった。

昨日言ってた事、何の事だったんだろ...

その事ばっかり気になって

昨日はなかなか寝れなかった。

「はぁー」

自然とため息がこぼれる。

あ、ため息すると幸せって逃げるんだっけ。

「依織!!」

「え?遊伊香?」

あれ?

もう学校か。

「え?じゃないよ!
 
 聞いた!?廉の事!」

心臓がドクドクする

何か嫌な予感がする。

私はなるべく普通に遊伊香に訊く

「廉が...どうかしたの?」

「廉に彼女が出来たの!」

え?

私を驚かせようとしてるの?

そんなの冗談でも笑えないよ?

ねぇ遊伊香...

---ガラガラッ

「あ、来た!」

ドアの方を見ると

そこには廉...





その隣には同じクラスの

少し照れてうつむき加減の可愛い女の子がいた。




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