あたしの彼氏はお兄サマ!?
学園長のあいさつ、どっかのお偉いさん方のなが~~い話・・・
そろそろくたびれてきた・・・


「続きまして、在校生からの祝いの言葉、代表丸一隆輝」
ボ~っとしながら、ステージを見た。


うわっ・・・か・・・かっこいい!!

そう思った瞬間


「「「「キャアアアア!!」」」」


という、女の子たちの声が体育館中に響き渡った。


えっ・・・!?なに?どうなってんの?

頭がパニックになった。
    

パニックになりながら、ステージの方を、見ると
祝辞を読んでい・・・なかった。


「新入生のみなさん、入学おめでとう。ええ~っと、なんて
読むんだっけ・・・?・・・忘れたんで以上!!」


なっ・・・!!


なんてテキト―な!


一瞬でもかっこいいとか思って損した!


ステージを降りようとするテキト―男(←命名)に
にらむつもりで、見つめた。


ドキン・・・―


えっ・・・!?目があった?


「ねえねえ、今隆輝サマあたしのこと見なかった?」


「見るわけないじゃーん!!」
そんな会話が聞こえた。


うん、あたしなわけないよね・・・


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