お姫様と美しき百合
お母様の事を考えたり小笠原様の笑顔を見たりしているうちに、今まで心にしまってきたもやもやの固まりを吐き出してもいいかなっなんて思えて私は涙をふいた。

「小笠原様、私の話きいてもらえますか?」


「いいですわよ♪・・・・そうですわ!、同じお嬢様同士ですしクラスメイトでも有るのですから私の事なまえで呼び捨てにしていただけたらうれしいですわ。そうしていただけるのでしたらお話お聞きしますっ♪、敬語もなしですわ。」

言い終えるととびきりの笑顔で私に向かって微笑む。


「えっ?・・・でも・・・」

「いやかしら?、私は乃木坂さんと仲良くしたいなとおもっているのにぃっ」
ぷくっと頬を膨らませば拗ねたような顔をして私の方を向く。


ドキドキと同時に笑いがこみ上げてくるW。


「ぷっ・・・あははは♪」

「ひどいですわ、笑いましたね〜」

「ごめんなさい、普段学校ではそんな楽しそうな顔はしていないかなぁって・・・私のことも呼び捨てでも・・・ごにょごにょ〜//」

ドキドキと恥ずかしさで小声になってしまった・・・。

「ふふっ、乃木坂さんといるとやっぱり楽しいですわ♪。
私に何か言って?」


「だっ、だから、そんなに言うなら呼んであげない事もないし・・・私のことも呼び捨てでも良いって言ったのよ!//」

結局ムキになっちゃって素直になれなかったわ・・・、恥ずかしくて顔が熱いし。


「ありがとう、れいか。いいこいいこ。」

サラリと呼び捨てにすると私の頭をなでなでしてくれる。

温かくて落ち着く・・・・・お母様も良くなでなでしてくれたな・・・。

「はるか、私の話しきいてくれる?。」

ちょっぴり素直になってみてもいいかなって。

はるかになら全て話せる・・・話しても良い、そんなきがしたから。

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