つないだ手。
私は結局、

その後ヒロくんに
関わる事はしないと決めた。



チナツくんと部屋に戻ると
紗江とキョウくんは
かなり盛り上がっていた。

紗江に耳元で
「どうだった?」

と聞くと

「ばっちり!」

と紗江は言った。


その後もみんなで
カラオケをして

朝方家に帰った。



私は…必死にヒロくんの事を
考えないようにしていた。

もう関わらない。

そう決めてもやっぱり

あの時あぁしていれば…
と後悔してしまう。


結ばれない運命なんだから

きっと何をしたって

結ばれることなんて

なかったんだろうけど…


それでも…

後悔せずには居られない。


ヒロくん、

あなたは今

幸せですか?


ちゃんと、
またあっかたい笑顔で

人を幸せにしてあげてね。


ヒロくん…

本当にさようなら。
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