つないだ手。
「結菜…お前最低だな」

店長がうつむいて言った。

「ふっ、今さら?

私もう店辞めるから。」

タバコに火を付けながら
言った。

「辞めさせねぇよ」

「辞めるし」

「給料わたさんぞ」

「金なんかいらねぇよ」

「とにかく辞めさせねぇ」

「未成年って警察に言うよ」

「………………っ!!!」



「この家もすぐ出てく。」

この時住んでた家は
店長名義で借りた家だった。

「本気か?」

「本気だよ。」


店長は黙ってた。


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