狼様の愛のカタチ理論
第3章

赤い狼







―――――……



「は?」


「いや、だから…それって、どうゆう意味…かな……って…」




夜月会の翌日、私は右汰を目の前にあることを聞いていた









あの日、私は扇李と別れて彼に言われた通り右汰を探したけど


右汰の姿はどこにもなかった。それどころか、左汰もサイさんも一葉さんも見当たらなくて


仕方なく、一人で宮殿にもどり、着ていた服を着替えて私はさっさと眠りについたのだ




そして朝になり、部屋にやってきた右汰と左汰にご飯を食べながら昨日の呉羽さんとの事を聞いていた




「お前、それは"血"のことだ」


「…ち?ちって…血液の血?」


相変わらず、準備をするのは左汰で右汰は私の向かいに座りながら脚を組み、私の話しを聞いている






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