狼様の愛のカタチ理論
第4章

花嫁との関係









―――――……




翌朝―…







「…んっ」


まばゆいくらいに輝く太陽が部屋を照らし


その光りに誘われるように私は目をゆっくりと開ける


「あれ、朝…?」


目をこすりながら、身体を動かすと外はすっかり明るくなっていて……












って、え?外が…明るい?外が…


「………えっ!?」


ガバッと慌てて身体を起こすと、私は自分の部屋のベッドの上にいる


あれ、私ってばいつのまに戻ったの?


確か昨日の夜、扇李と一緒にいて、あまりにも心地よくて、私ってば…



「寝ちゃったの?」


思いだしても、考えても部屋に戻った記憶はなくて…


寝てしまったんだと思う。なら、なんで部屋に…



「……あ」


まさか、扇李が運んでくれた?


そんな事を思いながら、うつむくと私の身体には布団じゃなくて扇李の羽織りがかけられている



< 224 / 550 >

この作品をシェア

pagetop