狼様の愛のカタチ理論
「何もしないからさ!」
手を振りながら、私たちに近付いてその瞳が私達を捕らえる
「あーなに?もしや俺が扇李のいないすきに花嫁を味見するって思ってる?」
「はい、今までのことをお忘れですか?」
「まさか、事実だし。てかそれは合意の上だし左汰に文句を言われる必要はないかな」
「……」
呉羽さんの言葉に何も言い返せないのか、少し気まずそうに黙り込んでしまう
「それより、今日は…ちょっと仕事の帰りに扇李の花嫁とお茶でもと思って来たんだけど、いいかな?この前はあまり話せなかったからさ」
「え?」
お茶?わたしと?
真っ赤な瞳が私一人にそそがれて、少し怖い。
だけど、無視するわけにはいかなくて
「まぁ…お茶、くらいなら」
いい、よね?
チラリと左汰をみると、首を横に振り、それに反抗するように私も首をふると諦めたように息をはく
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