狼様の愛のカタチ理論
第7章

元の地へ






―――――――……
―――…




「……ん」


翌朝、朝日が部屋に差し込みちょうどよく心地よい光が私の顔を照らしたころ


私は深い眠りから目をさました


数回瞳をパチパチとさせながら身体を回転させ


隣にあるはずの温もりに触れようと手を伸ばすが…


「…………あ」


その求めるはずの温もりがそこにはなかった


そうだ…

昨日、言い合いをしちゃって…そのまま寝たんだだ


うっすらとした意識の中でも、昨日のことは確実に頭の中に鮮明に残っていて…


「…はぁっ」


深いため息とともに、額に手を当て、寝てしまったことや


一方的に話を拒否したことに後悔しながらベッドから起き上がる



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