Black Queen【1】



倉庫につくと、ほとんどの奴らがいなかった。


「私らも帰るか」



私がそう言って、結局今日は解散した。



家に帰ると、リビングに明かりがついている。



「ただいま」


そう呟いてリビングに入ると、

「おかえり」


お母さんがいた。


「お母さんまだ起きてたの?」


「まぁね!ちょっと考え事してて」


「へぇ」


考え事…


「今日はもう寝ようかしら…おやすみ…」


「…おやすみ」


お母さんが横を通りすぎる。


「お母さん!!」


思わず、お母さんの腕を掴んでしまった。


お母さんも突然の私の行動に驚いている。



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