俺は君のことを溺愛中

第1章

俺は付き合ってもうすぐ1ヶ月になる彼女がいます。

彼女の名前は竹内愛菜。
学校1の美少女と言われる彼女は無自覚だった。



彼女と出会ったのは高校の入学式だった…




俺はけっこうモテる顔だから入学式に出たら、めんどいことになると思って、中庭の芝生の上で寝ていた。



｢体育館どこー｣



入学式に出るために体育館を探しているんだろう。




女に関わるとただ媚びをうってくるだけ。
関わらないでおこうと俺は思った。



しかし、どんどん女の声は近くなってくる。




｢すいませーん｣



見つかったか。




そう思って目を開けると世界で一番可愛いんじゃないかってくらいの美少女が立っていた。




俺がこいつに見惚れていると。


｢あのー体育館どこですか？｣



女は俺に媚びることもなく言った。



てか、もう午前10時。
てことは、入学式は9時からだから入学式はとっくに終わってる。




もしかしてこの女、時間間違えてる？