true melo♪y





「ねぅ、今度これに来てよ」





俺は胸ポケットからチケットを1枚取り出して




座っている彼女の目の前に差し出した。





「なんですか、コレ?」





彼女は、また不思議そうな顔をして答えた。





「来週のライブのチケットなんだけど…

身内にあげるやつが、たまたま一枚余ってるんだよね

だから、見に来てよ

絶対に損はさせないからさ」





俺は自信ありげに彼女に言った。





「わかりました。絶対に行きます。」





彼女は笑顔でチケットを受けとると、隣に置いてあった鞄にしまっていた。






< 14 / 392 >

この作品をシェア

pagetop