思い出はあなたの中に
暗闇の中そこがどれほどの高さなのか検討もつかなかった。

「ねえやばいんじゃないの…」

ナギサが言った。

「はっ平気だろ。そんな高くねえし。」

先ほどのキサラギに感じた気持ちを打ち消したくて、オレはそう言った。

あんな奴ほっとけばいい。

「もう行こうぜ」

「でも…死んでたらやばくない?」

弱弱しくナギサが言った。

普段からキサラギをいじめているやつが何を言っているんだ。
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