甘辛恋愛物語
私たちは、足が痛くなるまで
頑張って正座をしていた。
すると、道場に
背がすごく高く、
ハカマを着こなした
スラッとした男の人が
入ってきた。
見た目は、すごく
チャラそうで、俺様的な
顔つきだった。
一目惚れだった。
その男が私たちに近づいてきた。
“えっえっえっ?何?”
口を開いた。
「足くずしていいよ!
お願い!くずしてください!
この通りです!」
私たちの前で土下座してきた。