たった一人の親友へ〜another story〜
俺の両親は、俺が三歳の時に離婚した


だから父さんの顔なんて、正直よく覚えてない


ただ父さんの笑顔はすごく優しかったな、なんて微かな記憶


もしかしたらこれは俺の歪んだ願望なのかもしれないけれど


俺が小学校三年の時に新しい父親が出来て


俺はただただ毎日いい子でい続けた


そうでもしなくちゃ捨てられる


そんな気がしたから
< 4 / 220 >

この作品をシェア

pagetop