たった一人の親友へ〜another story〜
「やだなぁ。最近あたし泣き虫だね」


「なっ。まぁ泣きたい時に泣いとけ」


「ふふっ。優しい翔とか気持ち悪いよー」


「何だよ、それ!?
人がせっかく慰めてやってるのにー」






なぁさな


君の笑顔が俺にとっては


唯一の救いだったんだ


例え俺が違う人を愛したとしても


それでも君は俺にとって


唯一の存在だったんだよ


こんな俺のわがままを


一生懸命受け止めようとしてくれた君に


どうしてもう少しだけ


後少しだけ


歩み寄ることができなかったんだろう


そんなこと今更後悔しても仕方がないのに


今でもこんなことを思ってしまう俺は


最低かな
< 59 / 220 >

この作品をシェア

pagetop