−流星−
第八章
美加が居た。
貴士も居た。

「大丈夫?」
「大丈夫か?」

ボーとする。

「ちょっと待ってろ!」
と貴士と美加が部屋から出て行く。

病室のようにカーテンで囲まれたベットが自分の居場所になっていた。

このまま今日は授業サボろう。

目を閉じた。



温かい。

?。

ゆっくり目を開けると手を握りながら微笑むマサが居た。

涙が流れる。

カーテンの隙間から美加と貴士が笑顔で手を振っていた。

粋な事をしてくれたものだ。

ゆっくり目線をマサに戻す。

「もうお前を放さない」

そう言うと、そっと額にキスをした。

抱きしめられた。

フワッと香る香水。

変わらないマサが嬉しかった。

「部活終わったら、食堂の前で待ってろ」

そう言うと、マサはもう一度額にキスをして保健室を後にした。

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