−流星−
…誰?

貴士に訪ねると、彼には彼女が居るのだと言う。

「知らんかったの?」

「うん。…」


浮気なんて大嫌いで、する方も取る方も最低だと考えていた私。
まだ付き合っていなかった事が幸いだった。
のに…

私はもう引き返せないくらい彼を好きになっていた。

−マサ。

私だけが呼んでいる彼の愛称。
彼も気に入っていた。

私達の関係はいつの間にか携帯から飛び出していた。

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