あいつの青春


「じょーだんだってー♪山本♪」


「先生をつけろー!!!!」


叶ちゃんに抱きついた
まま山本をからかっているとシャツの襟を後ろから引っ張られた。



「ぬぉっ?!」


「迷惑かけました。」


「し、翔汰ぁ?

―…ぅぐっ!翔汰!しまってるって!
しまってるから!」



翔汰は何も言わずに俺を席まで引っ張っていく





ガタンっ


「もー何すんだよ!また拗ねてんの?」



「ちげーよ。

山本が椙原に気があるの知ってんだろ?
からかいすぎると大事になるぞ…」



翔汰が小声で呟くように言った。




「なんだ、心配してくれてんの?
ありがとな♪」


翔汰の頭を撫でると


「別に…
そんなんじゃねーし。」



と言って寝てしまった


耳を赤くしながら。











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