“愛してる”と伝えたくて【完】

屋上での笑顔


「よぉ、風心」

「あっ、悠心遅かったね?てか誰?その可愛い子」

可愛い?

残念な事に違うんだよね…
「あっ、姫城結理亜です」
「俺は神代風心。ちなみに悠心の兄。よろしくねー結理亜ちゃん」

「よろしくお願いします。風心君。」

「”君“つけなくていいから。後敬語もね」

「うん、じゃあ私も呼び捨てで」

「おい、放置すんな」

…ごめん、忘れてた。

「悠心、早くアッチ行かないとアイツら待ってる」

「あぁ」

「ねぇ、アイツらって」

「会えば分かる」

そーですか。

アイツらって…友達だよね?
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